詳しい内容、申し込み方法などは、当ホームページの「ニュース」のページをご覧の上、税ご参加ください。
会場:鶴川市民センターホール
参加者数:20名強(欠席者が結構いたことと図書館職員が今回は傍聴者だったことによる)
今回は、参加者が少し減ったこともあり、全体を4つに分け、鶴川図書館大好きの会の関係の人は
仲間でしっかりと話し合い、意見をまとめて書いてほしいということだそうで、1つのチームに
なりました。 (4つの中の「チーム1」)
鶴川図書館の係長の挨拶後、前回の振り返りをファシリテーターが行い、
ワークショップになりました。
今回はテーマが前回よりも具体的になり、
1. 鶴川図書館でどんなことができるといいか
2. 1のことができるための具体的な方法
3. 活動を支える地域の関係者、人材
4. 鶴川図書館のアピールポイントとしたい点
の4つのテーマについて、各自がまず20分くらいかけて考えて個人用紙に書き、一つずつのテーマに
ついてチームで聞きあい、話し合った内容を大きい紙に書きだし、最後に発表をしました。
図書館側は館長、副館長、鶴川図書館担当の係長、鶴川駅前図書館担当の係長、企画・地域支援係等が出席していましたが、前回と違って話し合いのチームには入りませんでした。
記入用紙の一番上にそれぞれにチームが思い描くイメージでを図書館の名称に託しました。
チーム1:生きる力をはぐくむ図書館
チーム2:幸せになれる図書館
チーム3:つるかわ文化図書館
チーム4:青空図書館
それぞれの内容は以下のワークシートの画像をご覧ください。また、知恵の樹253号(3月30日発行)のワークショップ参加の報告をお読みください。
全部のチームが、現在の図書館機能である<図書の閲覧、貸出・返却、予約・受取、レファレンス>については、再編後も望むとしており、さらに司書の存在必須、新しい本をもっと欲しいということを書き入れたところもありました。
テーマ1.今後こうなったらいいという点については、地域の子供と本をつなぐ場、知と交わりの場、子どもの居場所、ゆったりと読書や勉強ができる空間、読書会や本を媒体とするイベント、商店街とのコラボのイベント、悩みを解決する場などいろいろなものが出ました。
テーマ2.そのための活動・機能・場所としては、もっと図書館員とボランティアなどとの連携を密にする、図書館に来たら刺激をもらえるような工夫、地域とのつながりコンシェルジュ常駐、図書の購入だけでなく寄贈も積極的にPRし受け入れる、、図書館の前のアーケードのところに椅子とテーブルを置く、2階の空き室を活用、広場を使った青空図書館にするなどの意見があり、各チームに共通していたのがインターネット環境、タブレットの貸し出しなどIT関連の充実でした。具体的な運営方法について出したのは私たちのチームだけで、限られた人員とコストの中で、司書には選書、リファレンス、地域の学校や幼保育園などとの連携、図書館の根幹につながる仕事に力を注いでもらい、窓口にはパートの人を雇うという案を出しました。
テーマ3.動を支える地域の関係者、人材というテーマでは、運営協議会のようなものを作るというもののほか、いろいろな地域の団体や人材、地区協議会、地域の公的な施設からの人など、たくさん上がりました。市(司書と運営委託費確保)と書いているチームもありました。
これらのことを書いたワークシートをもって4つのチームが発表したところで、今回のワークショップは終わりとなり、特にまとめもなければ、この人たちによるその次のワークショップがあるわけでもありません。来年度は、いろいろな団体の代表が集まっての話し合いの場になるとのことですが、発表しただけで、この場でのまとめが何もないまま、はい終わりましたというのでは、ワークショップとしては不完全ですし、主催者側は無責任なのではないかと感じました。当初の再編計画が立案された時よりも少しずつ鶴川住民の声を聞いてくれているように思いますので、市がこのワークショップでの内容をしっかり受け止めて、今後鶴川図書館を今後公立図書館として残すという方向性を出してくれることを切に望みます。
鶴川図書館大好き!の会としても、4月29日(祝)2時から鶴川市民センターで、独自にワークショップを開催します。市が市民協働の市立図書館としての存続を認めた場合には、今回のワークショップで出た意見も参考にして、次のステップとしてどのような図書館として、どのように市民協働を進めたらいいかを具体的に考える場としたいと計画しています。
会場:鶴川市民センター第2会議室
参加者数:40名前後(ちょっと密になりすぎ)
図書館側からは館長以下7~8名が参加しましたが、挨拶は担当の係長のみ。
係長は、鶴川図書館に利用が落ちている、だけれど50年の歴史をもち、地域に
愛されている、鶴川の鶴川による鶴川のための図書館を考えたいと格好よく挨拶をしました。
その後外部のファシリテーターSさんが、市の方針として
・存続を検討する。予約、貸し出し、返却、リファレンス機能は維持する
・図書館機能以外の地域コミュニティ機能を検討
の2つをまず述べて、そのあとで、
地域の市民団体に運営を委託したい。地域の市民による運営の在り方を検討したいということまで言ったことに驚きました。市の方針が決まっていることは知らされていませんでしたし、決まっているのでしたら、せっかく館長が参加しているのですから、館長の口から話すべきではなかったでしょうか。地域の市民団体に運営を委託したいという話に至っては、決まってもいないはずのことをなぜファシリテーターが決まったことのように話したのか疑問を感じました。
その後、図書館とはということと公共ということについて資料配布もないままに、かなり速足で説明。図書館というものの基本を理解していただくためには、もう少し丁寧に、手元資料も配布して説明したほうがよかったのではないかと思います。
そのあと、5人ずつ7つのグループに分かれて、(ワールドカフェ方式でその都度メンバーを入れ替えて)以下の3つのテーマで意見を出し合い、ラベルに書いて、模造紙に貼って行きました。
1. どんな図書館がほしいか
2. 鶴川図書館がどうあったらいいか
3. 市民ができることを考える 市民協働の図書館運営
自分たちで運営する公共図書館を考えてみる あなたができることは?
1.のテーマでは、それぞれ思いつくままをそれぞれ勝手に話したという感じで、貼られた意見の紙を読んでみると、グループによっては、図書館の図の字も出ず、図書館でなくてもいいような交流の場とか、今周りになくてほしいものなどの意見がいっぱい出たところもありました。本来なら、図書館には何が大事かという基本的なことについて話し合ったうえでの1と2であったなら、もっと今後に活きる話し合いになったのではないかと思いました。
2.になると、前提がないので、現在の図書館の状況で考えられる提案と現状を抜きにした夢物語も混在しました。
3つ目のテーマが出た時は、公立図書館として市民に協働運営を依頼するのか、公立ではなく、市民に丸投げしようとしているのか見えないまま、そして公立図書館とはなにかもわからない参加者もいる中で、突然、市民協働の図書館運営などという具体的な方向で話し合いをしたり意見を出すようなテーマを与えられ、1,2のテーマとの距離にも面食らいました。足元を固めないまま、3つ目のテーマになったのが残念です。最後に7つのグループから一人ずつがグループの意見をまとめて発表しました。具体的に市民がどのような協力ができるかに注力したグループもありましたが、文化予算自体を減らすことがおかしいこと、公的な土台があって市民が力を出せることなど、図書館の存在のおおもとにかかわることを報告したグループが多かったです。
参加した方たちで連絡先が分かる方たちに、このワークショップに参加して感じたことをメールで送っていただきました。レクチャーがよかった、いろいろな人と意見交換ができてよかったなどの意見がある一方、「ワークショップということで集めて、市民に運営をしてください。何ができますか?という流れが、とても悲しかった。そもそも図書館は基本的人権に沿った公的なものであり、その魅力を市民に広げるのが行政の仕事ではないか、市民のために働くのが公務員ではないか」という根本的な問いかけをはじめとして、今回のワークショップの持ち方、進め方などに疑問を抱いた人も多くいました。(皆さんからのご意見、ご感想を載せたPDFファイルは欄外に掲載します)
ワークショップを開いた一定の意義はあったと思いますが、次回は、図書館及びファシリテーターにワークショップの持ち方をよく考えていただき、実り多いものにしていただきたいと思います。
今回は、2018年に行われたようなアリバイつくりのワークショップとは違うと信じたいです。新しい公立図書館として市民協働をどう実現させるかという方向で、来年度も図書館と市民の対話が続けられることを心から願います。(鈴木真佐世)
鶴川市民センター第1会議室に10名、オンラインに参加が8名、合計18名が参加して、、鶴川図書館が地域にどのような意味を持ち、今後どのような形で存続したらいいかについて意見を述べ合いました。オンラインも取り入れたことで会場も密にならず、多くの方に参加していただけました。
1)参加者が自己紹介
2)経過報告と今後の鶴川図書館を考えるための情報提供
パワーポイントを使って2020年に入ってからの鶴川図書館を取り巻く動きを振り返り、次いで、図書館の理念となるユネスコ公共図書館宣言、図書館法、町田市立図書館のサービス理念などをおさらいをしました。
次いで、今後の鶴川図書館のあり方の例として、①八王子市立の市民センター図書館(元々は市立図書館である「地区図書室」から市立図書館に格上げされた例)と②八王子市民センターの地区図書室(市民センターの中に併設され、市民センターの運営の指定管理者である財団が地域住民の団体である地区協議会に委託して運営)、③「リブライズ」によるブックスポットなどの私的な運営によるものの3つの例を挙げました。
その後、①や②の運営費を鶴川図書館の運営費と比較しながら見てみました。
最後に、鶴川図書館の特徴(小さいゆえにスペースがなく、閲覧や調べ物の利用が少なく、予約資料の貸し出しが多い、来館頻度が高い、児童書の所蔵割合が8館の中で一番大きい、周りに保育園・幼稚園などが多く、これらに対する団体貸し出しがとても多い、小中学校が隣接している)から、鶴川図書館の特徴を生かした方向をもっとアピールしたらどうかとパワーポイントによる説明を終えました。(当欄の下にパワーポイントのPDF版を掲載)
3)意見交換
市主催のワークショップのファシリテーターとなるSKさんが参加していることから、ワークショップのタイトルが「再編後の鶴川図書館の姿・・・」となっていることに対して、タイトルに納得がいかない、参加するということは再編を認めることになるのではないかといった疑問、以前にも市がワークショップをしたが、いろいろな建設的な意見が出たにもかかわらず市にとって都合のいいところだけつまみ食いをして報告されたなどの意見が出ました。SKさんは、タイトルは市が決めた、再編イコール閉館ではない、基礎的なことは担保した公共図書館として残したい、いろいろな意見が出るワークショップにしたいと発言。一方、元図書館長のSMさんは、公立であることにこだわる、図書館の継続性、公共性(公平性、中立性)は公立でないと担保できない。自治体が責任を持って運営すべき。市民レベルで運営を担うのは無理、市民協働も公立図書館が前提と発言。YIさんも、NHKの「100分で名著」で「資本論」について講義をした斎藤幸平さんの話を例に出し、私たちは、市税と使い道を今一度考えるべきではないか、SMさんの言う理想は理想ではなく当然の権利を要求しているだけ。ワークショップが「実施した」という既成事実として使われないように望むと発言しました。高校の国語教師のTYさんは、子どもたちの国語力が低下している。今一番大切なのは図書館を充実させること。公共ではなく公立図書館であれば、自治体を超えてみんなが使える。学校図書館だけでは不十分で、子どもたちが地域の図書館を利用できるようにならないとと発言。また、塾経営のMTさんは、市長が図書館を残したほうがいいと考えるためには、財政的にwinwinの関係を作れるといい。小規模でも新たなメリットが生まれるようにする。児童書を充実させて、デジタル化を同時に。きれいな図書館にすれば市民の受け皿にもなる。図書館はコロナの中でもクラスターが起きていない。安心な場所として、今の時代だからこそ必要。若い人を呼び込む材料にもなる。あくまで希望的観測だがと言いながら、明るく締めてくれました。
もう一人の元館長のTTさんは、最後に、公立図書館として最低条件が満たされなければならないとくぎを刺しました。
4)情報提供
・ワークショップは定員30名だがまだ申し込みが15名くらい(1/30時点)都合のつく人はぜひ申し込んでください。
・意見交換に出てきた斎藤幸平さんの本『人新生の資本論』の読書間をZOOMと会場(唐木田)で行います。(2/28)
これらの話し合いを参考に、ワークショップに参加して、鶴川図書館がより魅力的な図書館として存続するために話し合いをしたいと考えています。
市は、再編後の鶴川図書館をどのようなものにするかについて地域住民の声を聴くワークショップを2回にわたって(2月20日と3月15日)開催する予定で、参加者を募集しています。詳しくは、町田市立図書館ホームページの該当ページをご覧の上、お申し込みください。
私たち、鶴川図書館大好き!の会としては、このワークショップに参加して、市立図書館として存続させたい旨を伝えたいと考えており、今回の標記のカフェでは、そのためにどのようなことができるかを皆さんと一緒に考えたいと思います。今回は、緊急事態宣言発令下ですので、ZOOMによるオンライン会合としますが、オンラインでの参加が難しい方のために、会場でも少人数に限定して開催いたします。
日時:1月31日(日)2時~4時
会議形態:ZOOMによるオンライン会議と会場におけるリアルの会議の併用
会場:鶴川市民センター第1会議室 (会場で、主催者がZOOM会議に参加しますので、オンライン参加のできない方は、会場においでください。)
資料費:無料
申し込み:事前申込制(締め切り:1月28日)。お名前とメールアドレス、電話番号、オンライン参加か会場参加かを明記して、事務局(鈴木 suzumasa3964@gmail.com)までお申し込みください。
★オンライン参加の方は、メールでお申込みいただければ、折り返しZOOM参加のURLをお送りします。
★会場参加の方は、会場で検温、消毒などをしていただきます。
鶴川図書館の今後を左右するこの時期、ぜひ皆様のご参加申し込みをお待ちしております。
前川喜平さんの講演会、第2回応援まつりに参加された方々にも声をかけて、定員を絞って
2時から鶴川市民センター和室で開催しました。主な議題は以下の通りです。
①応援まつりの報告
②12月議会での図書館に関する一般質問について報告
③今後の活動についての話し合い
③については、鶴川図書館の存続の危機をもっと多くの人に知ってもらう必要があるとして、
そのための提案がいろいろありました。
また、鶴川図書館に利用者をもっと増やすためにていあんもありました。来年は、これらの提案をできる範囲で実現して、鶴川図書館の存続へ少しでも近づくように頑張っていきます。詳しくは、
知恵の樹250号をご覧ください。
鶴川地域の子ども達のための活動として、子ども夢基金の助成活動の一環て開催することができました。
定員40名の会場ですが、コロナ感染予防のために予約制で1回20名の2回公演にしました。
柿の木文庫による、絵本、語り、紙芝居、わらべ歌とさんさん音楽隊の特別出演によるペープサート(チェロの生の演奏入り)などを小さい子どもさんからから大人の方々にも楽しんでいただくことができました。
秋晴れの一日、太陽の広場にお子さん連れの方、年配の方など、たくさんの方がいらしてくださり、
子どもたちは、パタパタ絵本作り、松ぼっくりのツリー作り、図書館クイズ、いろいろなニュースポーツ、午後からはおはなし会など、いろいろ楽しみ、大人の方は、古本市を覗いたり、図書館問題を考えるコーナーで、鶴川図書館が団地にある重要性などを話したり、署名したいけれどと、テントに寄ってくださったり、鶴川に住む人たちと鶴川図書館大好き!の会や協力してくださったNPO町田レクリエーション連盟の皆さん、鶴川冒険あそび場の皆さん、柿の木文庫の皆さんと良い交わりが持てました。このつながりが今後の鶴川図書館存続のための活動につながることを信じています。
写真入りの詳しい報告は以下のPDFをご覧ください。
第2回鶴川図書館応援まつり
11月23日(祝)10時~3時 鶴川団地太陽の広場にて
・大型絵本、大型紙芝居などを演じるおはなし会
・あっという間に紙面が変わってびっくり!「かんたんパタパタ」作り
・図書館クイズ(鶴川図書館に入らないと答えが見つからない!)
・古本市
・松ぼっくりでクリスマスツリー作り
・ニュースポーツを楽しもう(ボッチャ、ダーツ、ラダーゲッター)バルーンアート
等、楽しい催しを大人も子どもも楽しみながら、地域に欠かせない鶴川図書館を盛り上げましょう!
「図書館問題を考える」コーナーもありますよ。図書館の守り方、育て方について一緒に考えましょう。
みんなで楽しく!読み聞かせカフェ
日時:11月28日(土)2回公演 (①2時~3時 ②3時半から4時半)
会場:鶴川市民センター2階 和室(1)
新型コロナウイルスの影響で、図書館その他に公的機関でのおはなし会が中止されている中、
少しでも鶴川地域の子ども達におはなしや本の楽しさを伝えたいと願って開催します。
絵本、語り、紙芝居、ペープサート(チェロの生の音楽入り)など、楽しい演目がいっぱい!
コロナ感染予防のために人数を制限して行いますので、事前に事務局suzumasa3964@gmail.comまでお申し込みください。
チラシを鶴川地域の2図書館の他、鶴川地域の3小学校の3年生以上の児童に配布し、当初、10月3日に10人を対象に行う予定でしたが、募集開始後、3~4日で応募が30人を超えましたので、急遽、10月3日に加えて、10月24日、11月14日の3回に分けて開催することにしました。
毎回、欠席者もなく、みな3時間にわたるワークショップで、集中して楽しく絵本を作りました。
インストラクターの松嶋さんが、「ピッケのつくるえほん」のアプリによる絵本の作り方をプロジェクターを使って説明。ipadの使い方、おはなしの作り方の説明をした後、子どもたちは、1時間で、ipadのキャラクターや小物、背景を駆使して、おはなしを作りました。最後の40分は、保護者の方も参加して、発表会を行い、一人一人が、だれのためにおはなしを作ったかを伝えてから、プロジェクターで作品を紹介し、どんなところを工夫したかなども発表しました。限られたパーツを駆使してそれぞれに個性あふれる子ども達の絵とお話に、主催者側もうれしい驚きでした。絵本作りを通して、参加者が、絵本を読むときにも作り手の気持ちや背景も考えるなど、今まで以上に絵本に関心を持ち、鶴川図書館に足を運んでくれたらうれしいです。
報告が遅くなりましたが、11月13日(会場の都合で)午後3時30分から1時間ほど)7月、8月に続いて、第3回目の会談を鶴川5丁目集会所ふれあいルームで行いました。
出席者:7名(図書館2名、当会会員4名、図書館利用者1名)
最初に図書館側から、その後の地域団体との懇談などの経過と今後の予定(2~3月には、団体・組織の代表との懇談会を開催など)を伺いました。
その後のやり取りの中で、地域との話し合いの中でどこまで図書館機能を残すかということが検討される。ただ現状のままではなく、地域協働など、鶴川図書館独自の特色を出すことが大事との話が図書館側からありました。
駅前図書館が指定管理、鶴川図書館がし市民協働というようなことなった場合、他の地域館の行方も大変気になる。一方で、鶴川図書館も駅前図書館の指定管理者が管理するということもあり得るのではないかとの参加者の発言に対して、コストや事務の効率性からそのようになることはありうるとの回答がありました。
その後、当会からは、市民協働の具体例として、八王子市立図書館の由木中央市民センター図書館に見学に行き、中央図書館館長他それぞれの立場から伺った話を報告し、町田はサービスを縮小する方向だが、同じように財政難にあっても、地域協働の長い歴史を活かして地域に市立図書館を増やし、市内の全郵便局を図書返却ポストにするなど、「読書のまち八王子」として頑張っている様子を伝え、指定都市ての方向性も大事であることに話が及びました。
当日の記録は以下のPDFをご覧ください。
日時・会場:11月8日(日)午後2時から鶴川市民センター2階の和室(1)
参加者:13名(前川喜平さんの講演会に参加して方たちもいらして下さいました。)
①講演会のアンケート報告:講演会はとてもよかった。生涯学習の大切さ、その中で図書館の存在の重要性を再認識した。鶴川図書館は、閉館されることが決まったなんて知らなかった、2017年に請願が採択されたので当然残るものと思っていた。など、たくさんの意見を書いていただいた。
②当会の今年度の活動について:存続のための活動の他に、図書館などのおはなし会が中止されている中、鶴川地域の子ども達に本やおはなしの楽しさを届ける活動をしている。
③今後の鶴川図書館の可能性を探るためにおこなった、市立図書館でありながら市民協働で運営している八王子市立図書館の視察の報告。
④11/13の図書館の地域支援係との面談にあたって、譲れない点を確認。小さくても、司書がいて、市の図書館ネットワークに入っていることなど。
⑤11月23日(祝)の第2回鶴川図書館応援まつり(町田レクリエーション連盟とのコラボで実施)について相談。
・「注文の多い図書館」コーナー(おはなし会、図書館クイズ、パタパタ絵本作りワークショップ)
・「図書館問題」を考えるコーナー
・「古本市」コーナー
・「あそび」コーナー(ニュースポーツ、松ぼっくりを使ったツリー作り)
・「おもちゃの病院」コーナー
以上のコーナーを設ける予定で、皆さんに協力をお願いした。
⑥来年2月にDVD「疎開した40万冊の図書」を鶴川市民センターホールで上映する計画。
今後、いろいろ決まったらお知らせすることで散会となった。
日時・会場:11月8日(日)午後2時から鶴川市民センター2階の和室(1)
生涯学習の要としての図書館、鶴川地域図書館の今後について等につい、話し合い、どう対応していくかなどの対策も考えたいと思います。ぜひご参加ください。
恐れ入りますが、新型コロナ対策のために、参加の旨を問い合わせ先宛或いは、鶴川図書館大好き!の会事務局、鈴木suzumasa3964@gmail.comまで前もってお知らせください。
詳細は、ニュースのページをご覧ください。
市立図書館を市民協働で運営している例として、八王子市の由木中央市民センンター図書館の見学を行い、八王子市立中央館の館長、市民センター図書館担当者、市民センター運営のセンター長、市民センターの担当者などと懇談をしました。詳しくは以下の報告をご覧ください。当日配布されました資料もPDF版を以下に載せます。
鶴川図書館大好き!の会では、今年度「図書館大好き大作戦」の企画で子ども夢基金の助成を申請、助成を受けられることに決まりました。
そこで、新型コロナ感染拡大の影響で、子ども達のためのおはなし会その他のイベントが中止されている状況で、少しでも子どもたちに絵本を楽しめるイベントをと考えて、右のチラシにあるようなイベントを計画しました。
10月3日(土)13:30から16:30、鶴川市民センターで小学3年生以上を対象に、ipadを使って絵本をつくるワークショップを行います。
なお、9月7日から鶴川図書館近隣の小学校3校にチラシを配布しましたところ、数日で10人の定員を超えてしまいましたので、急遽10月24日と11月14日に同児内容で追加開催をすることにしておりますが、おかげさまで、すべての日程で定員に達し、10月3日の第1回目の開催を待つばかりです。
9月14日の文教社会常任委員会で、継続審査となっていた私たちの「『効率的・効果的な図書館
サービスのアクションプラン』の見直しを求める請願」について、3度目の審議が行われました。
6月の審査の際に、市民への説明が足りない、意見を聞いていないということで継続になったので、市は、今回、7~8月に市民に説明し、アンケートを取ったとして、アンケート結果を報告していましたが、鶴川図書館の再編問題についてのアンケートの対象となったのは、大半が鶴川図書館に行ったこともない鶴川地区協議会の役員の方々や加盟団体などで、どこにあるかもよくわからない図書館の存廃には関心を持てないのも当然でしょう。そして、肝心の鶴川図書館の利用者には説明もアンケートもしていないというひどく片手落ちの調査でしかないことを、町田市民クラブの戸塚議員が指摘していました。そして、鶴川図書館の廃館、駅前図書館への指定管理者制度導入といった、図書館の運営そのものに関わる部分を図書館協議会はおろか生涯学習審議会にも諮問せずに、行政の独断で決めてしまったことを日本共産党の殿村議員が指摘しました。
町田市民クラブ会派、日本共産党会派の議員の方たちは、このように活発に質疑を行い、アクションプラン決定に至る過程に至る問題を追及してくれましたが、最終的に委員長を除く8人の委員で採決の結果、自民党と公明党の反対によって、3対5で請願は否決されてしまいました。
(詳細は、ニュースのページをご覧ください。)
請願がこのような結果に終わっても、ここであきらめるわけにはいきません。鶴川図書館の再編問題については、市側もさらに住民の意見を聞きながら進めると答弁していますので、図書館としての機能に加えて、新しい魅力を付加できるように、地域の人びとと共に頑張りたいと考えています。
また、鶴川駅前図書館の指定管理者制度導入については、答弁の中で、鶴川駅前図書館への指定管理導入スケジュール(2021年3月議会で条例改正、4月に事業者の公募、8~9月で候補者選定、2022年3月協定書締結、4月から実施)も明らかにされました。これから行政側としては、そのための予算や条例案を議会審議に付さなければなりません。
私たちはこれからも粘り強く活動を続け、より広範な市民の運動へとつなげて、反対された議員の方々にもご理解いただけるよう働きかけて行きたいと考えています。今後とも、支援ご協力をよろしくお願いします。
町田市は、鶴川図書館を廃止して、「本がある交流の場」(代替施設)にしようとしています。なぜ?そして、図書館と「本がある交流の場」って、いったい何が違うのでしょうか?
答えは、以下のPDF資料をお読みくだされば分かります。鶴川図書館が、代替施設でな「市立図書館」として、今後も鶴川地域の知の拠点であり続けるように、市民の力を合わせましょう。
会期中の9月議会の9月11日或いは14日の文教社会常任委員会で、「効率的・効果的な図書館のアクションプラン」の見直しを求める請願の3度目の審査が行われます。議員の皆様には、ぜひ市民の味方となって、請願を採択していただきたいと願います。
図書館が配布した再編問題の説明プリントには、すでに2回行われた市民グループとの話し合いの内容はなんら反映されず、残念ながら従来からの市側の説明に終始したものでした。そして、図書館が2018年5月に主催したグループワークショップ「鶴川地域図書館のこれから」で出た意見からも図書館側に都合のいい「交流を求めている」部分のみを取り上げて、主な意見とするなど、フェアでない情報に基づいていました。そのような資料を基にアンケートを取り、その結果を持って、議会で、地元の多くの人が、市立図書館でなくても、本がある交流の場があればいいと言っていると主張するのであれば、情報の操作と言っても過言ではありません。
(ワークショップの内容については、2018.5.22発行の知恵の樹No.224をご覧ください。)
場所:鶴川5丁目集会所 ふれあいルーム
参加者:鶴川図書館大好き!の会 3名、鶴川団地自治会 会長、事務局長、常任委員
図書館側 企画・支援係長、他1名
最初に係長からこれまでの経過と図書館としてこのような意見交換をする意図が説明されました。
その後、会から、前回の意見交換で話が出た八王子市の図書館の取組に関して調査した資料(歴史的に市民が運営に関わってきた地区図書室とその中から地区図書室から市立図書館に格上げされた市民センター図書館などについて)を配布し、参加者一人一人がそれぞれの立場から、、市の進め方に対する意見、鶴川図書館に対して抱いている思いや今後のあり方についての希望などを述べました。
市のこれまでの進め方に対しては、
・市が行ったワークショップでは公共施設再編の話はあったが、鶴川がなくなるという話はなかった。鶴川図書館が残る前提で、「集える場所が欲しい」等の意見がでたが、市はその部分だけを利用した。
・会で2月におこなった図書館カフェに担当課長と副館長が参加してくれたが、担当課長が「私たちは計画を進めるのが仕事だ」と言われたのが残念だった。市民の声は聴いてくれないのだなと思った。
・7月1日から4日まで行われた鶴川駅前図書館の指定管理者制度導入についてのアンケートもおかしい。メリット・デメリットの両方載せたらいいのだが。
鶴川図書館の現状については
・鶴川図書館は団地のお年を召した方が、新聞読んだり、憩いの場として過ごしたりしている。
・職員との距離が近いのがいい。必要な本を一緒に探してくれる。予約では中身が見られないので、その場で手に取って見られるのが良い。
・鶴川図書館は古い本しか置いてない。町田市の図書資料費は多摩地区で最低である。
鶴川図書館の今後に対しては
・医療と同じで、利用者が1/3になったからといってやめてはいけないと思う。
・今までどおりは難しいかもしれないが、形を変えてでも100%の図書館があってほしい。
・図書館を応援する「つるかわ図書っこ応援団」を立ち上げた。鶴川大好きの会でステッカーも作った。住民は図書館のために努力している。
・今後の鶴川図書館に関しては、どういう町を作っていくか、子どもや高齢者が豊かに安心して住める町にしていくか、という視点が基本にあると思う。
町田市には町を作っていくという思想がないのが残念。
・商店会には活気が必要であり、それは住みたい町の条件になると思う。今商店会に活気がある理由が図書館の存在だと思うので、ぜひ残していきたい。
・お金の使い方を考えると、細かい地域分けをして高齢者が使う施設を作ったらどうか。大きい図書館を作ってもいけない。地域活性化には結び付きが大事。
・コロナがあって、地域の施設が重要になった。やはりまとめるより、地域に分散してほしい。
・コロナウィルスの拡大で今教育格差は経済格差だといわれているが、それはよくない。教育は平等であるべきだ。図書館の利用者が減っているからといって、手放すのはいけない。一度やめてしまっては足りなくなっても新しく立ち上げるのは大変。利用者を増やす方法を頑張るべきだ。
・図書館法でなぜ無料原則があるのか突き詰めてほしい。市民のために開かれた場所であるべき。
等の意見が出ました。
まだ方向性もなにも決まっていない状況ですが、「この先鶴川図書館が新しいものに変わったとした場合に、人件費を市が出すところまで話は決まっているのか?」という質問に対して、係長は、「決まってはいないが、仮に地域の人がカウンターとかに出て市から司書はこちらから出したとしても、運営費はある程度市から出すイメージ。どこまでかは話し合いの中で決めていく。」と答えました。
最後に、「信頼が大事。そのためには会う回数も多く必要だろう。2年後に方向性を決めきるのは難しいのではないか。」と問いかけたのに対し、係長は、「そうですね。私たちとしても信頼を大事にしていきたい。必ず2年後に決めきるのではなく、決めきれなければ2年後よりもっと遅くなることもあるだろう。」と答えました。
この言葉のとおり、鶴川図書館の今後について、決定を急がず、市民の意見を聞いてじっくりと取り組んでいただけることを望みます。
意見交換の詳しい内容は以下のPDFをご覧ください。
鶴川図書館の今後について、今まで地元住民と図書館側との意見交換の機会がありませんでしたが、
4月の図書館の組織改正で企画・地域支援係ができ、係長と鈴木が7月3日に第1回の意見交換の場を持ちました。その内容は、欄外のPDFをご覧ください。
図書館としては、鶴川地域の住民、図書館利用者、ボランティアのグループ等に、少人数で意見交換の場を複数回持って、何を大事にしたいのか、どのような可能性があるのかなどを探っていきたいという意図のようです。
7月3日の会合で、市と住民が協力して運営している一つの事例として、八王子市立図書館の
由井市民センターみなみ野図書館が挙げられましたので、こちらとしても独自の調査が必要と考え、
八王子市立図書館の担当に電話をしたり、八王子市の決算書、教育統計を調べたり、他のメンバーに
実際に市民センター図書館、その前身である地区図書室に足を運んでもらったりして、この市民セン
ター図書館なるものについて詳しく調べてみました。概略を以下に記します。
1 八王子市立図書館には図書館の一部である地域館8館(この中に、5館の市民センター図書館が入っている)と、それとは別に指定管理者が管理運営している市民センターや集会所に併設の地区図書室13館がある。
2 「八王子市教育統計2020」によると「八王子市中央図書館みなみ野分室」は2014年度までは地区図書室で、 他の地区図書室と同じように、市立図書館から配本を受けていた。
3 2015年に地域図書館「由井市民センターみなみ野図書館」になった。
4 市民センター図書館が生れた経緯:八王子市には、元々各市民センターに地区協議会があり、地区協議会が運営する地区図書室がある。その中で利用者ニーズが高く、貸出件数が多い図書室の図書館化を進めてきた。
5 市民センター図書館の運営:図書館化する際に、それまで運営してきた地区協議会の存在も大事にしたいので、窓口業務は、協議会の中の図書部に業務委託、それ以外の専門的な業務には図書館が司書を配置し、協力し合って運営。
6 図書部は、10数名の部員がいて、午前3+午後3というような感じにローテーションを組んでやっている。近所の住民が窓口業務をすることに、利用者から借りる本について知られてしまうというようなクレ-ムがないかも尋ねたが、守秘義務について業務委託契約を交わしているので問題はないと思うとのこと。ただし、ナイーブな問題であり実態としてどうかは検証する必要がある。
◎ 八王子市は、「読書のまち八王子」を掲げており、例えば、市民センターみなみ野図書館にも、
市民センターの中の図書館部分の借り上げ費用450万、運営委託費用として1100万円、その他に図書購入費、司書職員(会計年度任用職員)の賃金などを支出して、市全体に順次図書館網を張り巡らそうとしてしています。どこの地方自治体も財政にゆとりはない中で、何を大事にするかという市の方向が町田市とは決定的に違うのではないかと感じました。
八王子市立図書館についての資料を3つのPDFファイルにして、以下に載せます。
6月28日(日)2時から鶴川市民センターの第一会議室で、コロナウイルス感染予防対策をしっかり取りながら、9名の会のメンバーが集まりました。
6月17日の市議会文教社会常任委員会での再審査の様子を報告後、今後図書館側と地元の人たちとの話し合いを市側も求めているので、その際に会としてはどのように対応するかを話し合いました。
各自が思うところを出し合い、図書館としての大事な機能は残してほしい旨を確認しました。
その他、会として文科省の外郭団体の「こども夢基金」に「図書館大好き大作戦」の企画を提出して、助成を受けられることになったことを報告し、当初の計画がコロナでできなくなっているので、今後時期をずらして、どのようにイベントを行うかの相談をしました。
詳しい内容は、以下の記録PDFをご覧ください。
審査の様子は、ニュースのページに掲載してありますので、ご覧ください。鶴川図書館の存続問題や鶴川駅前図書館の指定管理者制度導入の問題では、地元の声や図書館協議会の意見を十分に聞いていないという指摘が何人もの議員からあり、9月議会までの間に十分に地元住民、市民の声を聞いてほしいとして、継続審査となりました。今後、9月の議会に向けて、議員の方たちにも図書館のことをさらに勉強していただき、私たちも再審査に向けて準備したいと考えています。
6月17日の市議会文教社会常任委員会で、図書館のアクションプラン見直しを願う請願の再審査が行われます。その前に、市長をはじめ市の方々に鶴川の子どもたちが描いた絵文集を届けたいと議会副議長ののおく議員にお願いした結果、本会議が始まる前の9時15分から30分近く、絵文集を高橋副市長に手渡し、面談を行うことができました。
高橋副市長は、絵を一枚一枚めくってご覧になっていましたので、市長にも必ず見せてくださいとお願いしました。
その後、20分くらいの懇談の中で、副市長は鶴川図書館のことについて市の方でも地域の方と話し合いを持ちたいと考えていたが、コロナでいろいろなことがストップしてしまっているので、もう少し収まってきたら、ぜひその機会を作る、どのようなことは残したいのか、話し合いたいと言われました。こちらからは、話し合いのスタートが遅れたのですから、2022年度までという期限を全体に後ろにずらし、再編計画で決まっているからということを前提とせずにゼロから考えていただきたいと伝えました。面談の詳しい様子は、6月9日発行の知恵の樹245号に掲載しています。
町田の図書館活動をすすめる会 since 1984
例会::不定期、事務局会議:毎月第4金曜日 19時~原則ZOOMで開催。
email: susumerukai2024@gmail.com
代表:守谷信二