●会報を定期的に発行
●図書館の見学旅行:守谷市立図書館見学及び交流会(2020年3月14日に予定していたが、
新型コロナ感染拡大予防のために中止したので、2020年度に実施の予定。日程未定)。
●講演会:11月に予定
●指定管理者制度導入に反対する活動 2019年度に引き続いての活動。
・直営図書館の魅力を伝え、またなぜ直営でなければならないかを理解していただけるよう、
継続的に活動を検討・実行していく。指定管理者制度Q&Aを発行。
・会報への寄稿などによって図書館業務を広くPRしていく。
これらの活動の様子は、(ニュースのページなどに掲載。)
●「町田市公共施設再編計画」の中の図書館の集約の問題について、「鶴川図書館大好き!の会」と
連携して阻止に取り組む。(学習会、イベントなどの開催のお知らせ、報告は、鶴川図書館大好き!の会の
ページに掲載。
みんなの手で”鶴川図書館”を守りましょう!
いつの時代も、図書、図書館は人々にとって大切なもの。それらを守ろうとする人々がいたことを学び、私たちの力としたいと思います。
4月4日(日)開場13:20
開演13:50 終演17:10
会場 鶴川市民センター2Fホール
資料費:500円
定員:150名(申し込み先着順) 事前申込制(コロナ感染予防のため)
主催:町田の図書館活動をすすめる会
共催:鶴川図書館大好き!の会
後援:町田市教育委員会(申請中)
☆詳細は、下欄のチラシPDFをご覧ください。
☆お申し込みは、
下欄のQRコードからお願いいたします。
QRコードを読み取れない方は、
お問い合わせ先フォームに、「映画上映会申し込み」、お名前、ふりがな、電話番号、年代をお書きの上、お申し込みください。
市主催の鶴川図書館再編後の姿を考えるワークシップの参加報告について
市の主催で、鶴川図書館再編後の姿を考えるワークシップが2月20日、3月13日の二回シリーズで行われ、鶴川図書館大好き!の会のメンバーも参加しました。当日の報告は、鶴川図書館大好き!の会のページをご覧ください。
「第6回図書館カフェin鶴川」開催報告について
今回は、鶴川図書館大好きの会の集まりとして初めて会場とオンラインの両方で開催し、合わせて18名の方にご参加いただき、図書館の役割、鶴川図書館の今後などについて、活発に意見を戦わせました。当日の報告は、「鶴川図書館大好き!の会」のページをご覧ください。
「第6回図書館カフェin鶴川」開催のお知らせ
日時・会場:1月31日(日)午後2時から鶴川市民センター会場とオンライン(zoom)で行います。
生涯学習の要としての図書館、鶴川地域図書館の今後について等につい、話し合い、どう対応していくかなどの対策も考えたいと思います。
詳しくは、鶴川図書館大好き!の会のページをご覧の上、ぜひご参加ください。
恐れ入りますが、新型コロナ対策のために、参加の旨を問い合わせ先宛或いは、鶴川図書館大好き!の会事務局、鈴木suzumasa3964@gmail.comまで前もってお知らせください。
新型コロナ感染の不安がある中、可能な限りの感染防止の策をしながら、無事に開催ができましたのことをご報告いたします。ご参加の皆さまのご協力に感謝いたします。
また、会場参加と同時にオンライン参加を行いましたが、スタッフ一同、レアルとオンラインの同時実施には慣れておらず、オンライン配信についていろいろ不手際がありましたことをお詫び申し上げます。
詳しい報告は後日させていただきますので、お待ちください。
当日会場ではアンケート用紙を配布させていただきましたが、オンライン参加の方には、回収が難しいために行いませんでした。講演会のご感想、町田市の図書館再編方針に対するお考えなどを
問い合わせ先宛にお送りくだされば幸いです。その際、今後の催しや報告の送付をご希望の方は、お名前、連絡先をご記入ください。よろしくお願いいたします。
☆講演会の講演録(質疑応答などを含む)、会場アンケートの結果、配布資料などを一つの冊子にする準備を進めております。完成の折にはお知らせいたしますので、お求めください。
☆会場にお気をつけておいでください。1時15分から受付を開始いたします。
☆オンライン参加の方へ:リアルとオンラインの両方での開催に不慣れのため、不適際もあるかと
思いますが、どうぞお許しください。万一、お送りしたZOOM参加のURLなどが届いていない場合には、至急問い合わせ先までご連絡ください。よろしくお願いいたします。
新型コロナウイルスの世界的な蔓延の中、図書館は、外出自粛期間中の楽しみのための読書だけではなく、学業や仕事のために必要な調べものなどにも利用されます。そのために、自治体によっては閉館中でも様々な工夫をして、できる限り資料・情報の提供に努めた図書館もたくさんありました。
しかし一方で、図書館の資料購入費や人件費を大幅に削減して、十分なサービス提供ができなくなっている自治体も現れています。
そこで、文部科学省の官僚として、長らくわが国の教育・学術文化・科学技術行政に携わって来られた前川喜平さんをお招きして、生涯学習社会における図書館の役割や、ともすると学校教育に比重が置かれがちな地方教育行政の課題などについてお話をいただきます。
今回の講演会を通じて、図書館がこれからの社会に果たす役割の重要性や今後の町田市立図書館のあり方などを、ひとりでも多くの市民と共に考える機会にしたいと考えます。
講師:前川喜平氏(現代教育政策研究会代表・元文部科学事務次官)
会場:鶴川市民センター2階ホール
(東京都町田市大蔵町1981-4 電話042-735-5704)
日時:2020年11月1日(日) 14時~16時半 (受付開始:13時15分)
プログラム:
14:00 開会あいさつ・開会趣旨(町田市の図書館再編計画の概要など)
14:15 前川喜平氏講演「生涯学習社会と図書館」<質疑応答含む>
16:30 閉会
主催:町田の図書館活動をすすめる会
共催:鶴川図書館大好き!の会/町田の学校図書館を考える会/まちだ未来の会
後援:町田市教育委員会
募集人員:ライブ(会場参加)175名 オンライン(ZOOM) 100名
申込締切:10月25日(申し込み先着順で定員になり次第締め切らせていただきます。)
問い合わせ先:「町田の図書館活動をすすめる会」事務局(手嶋)
E-mail susumerukai1984@gmail.com Tel&Fax 042-676-4352
☆会場に参加いただく場合は、十分に健康管理をしていただき、検温の上おいでください。又、受付でも検温、消毒、出入り口の開放など十分な新型コロナウイルス感染予防対策を取らせていただきます。
お申し込み方法
A.会場参加 定員175名
上記の問い合わせ先に、以下の項目をご記入の上、E-mailまたはFAXでお申し込みください。
☆締め切りは過ぎましたが、会場は若干名余裕がありますので、問い合わせ先にお申し込みください。
件名:前川氏講演会(会場参加)
参加者氏名、電話番号、メールアドレス
郵便番号と住所
☆チラシのPDFは以下からダウンロードしてください。
B.オンライン参加 定員100名
☆締め切り日が過ぎましたので、申し込みは締め切らせていただきました。
9月14日の文教社会常任委員会で、3月議会以来継続審査となっていた私たちの「『効率的・効果的な図書館サービスのアクションプラン』の見直しを求める請願」について、3度目の審議が行われました。今回もコロナ感染予防という理由で傍聴は不可、ネット中継をご覧になられた方も多かったと思います。
活発な議論の末に評決となり、日本共産党会派の殿村健一議員が賛成の意見表明をされたのに対し、自民党のいわせ和子議員が反対の意見表明を行い、決を取った結果、残念ながら賛成少数で
「不採択」となりました。
賛成をされたのは、殿村議員のほかにまちだ市民クラブ会派の戸塚正人議員、佐藤和彦議員の3名です。文教社会常任委員会の会派別構成は、先の3名に加えて保守の会1名(委員長:おぜき議員)、自民党3名(いわせ・石川・松岡各議員)、公明党2名(副委員長:おんじょう・斉藤各議員)の全9名。市民クラブと共産党は当初から私たちの主張に賛同して下さっていたので、問題は与党である自民党と公明党でした。公明党は、鶴川地区の地元(三輪)でもあり市議会副議長でもあるおく議員が、この間何かと相談にも乗ってくださっていたので大いに期待をしておりましたが、蓋を開けてみれば自民党だけでなく、公明党も反対に回ったために、不採択という大変残念な結果になってしまいました。
審議では、この間行政側が鶴川駅前図書館で行なった、指定管理導入に関する明らかに誘導的な市民アンケートの問題点や、図書館協議会はおろか生涯学習審議会にさえまともに諮問せず、行政内部だけで策定した「町田市立図書館のあり方見直し方針」や「アクションプラン」の策定手続きの瑕疵に関して論議が交わされましたが、相変らず行政側の不誠実な答弁が繰り返されるばかりでした。市民や専門家の意見を十分に踏まえたと言いながら、肝心の点については中身のない抽象的な言葉でごまかし、行政内部で策定した方針やスケジュールは全く見直すつもりのないことが、言葉の端々から露骨に伺えました。
こうした行政側の姿勢は、市民の行政そのものに対する不審や懐疑をますます深めるものだと思います。特に図書館に関心を寄せる市民の多くは、真の意味での「市民協働」の担い手になりうる自覚的な市民です。そうした市民から行政への信頼を奪うことが、これからの市政にとってどれほどマイナスになるのかを、答弁に当たった図書館管理職は真剣に考えるべきでしょう。行政組織の内部にいるとはいえ、「市民のために仕事をする」という行政マンとしての(または司書としての)矜持や誇りもなく、ただ上からの意向に唯々諾々と従うだけの管理職では困ります。そのもとで、意欲ある常勤職員やサービスの第一線を担ってくれている会計年度任用職員(「司書」として採用されている非常勤職員)の多くが、モチベーションを下げていると聞きます。
請願がこのような結果に終わっても、ここであきらめるわけにはいきません。鶴川図書館の再編問題については、市側もさらに住民の意見を聞きながら進めると答弁していますので、図書館としての機能に加えて、新しい魅力を付加できるように、地域の人びとと共に頑張りたいと考えます。
また、鶴川駅前図書館の指定管理者制度導入については、答弁の中で、鶴川駅前図書館への指定管理導入スケジュール(2021年3月議会で条例改正、4月に事業者の公募、8~9月で候補者選定、2022年3月協定書締結、4月から実施)も明らかにされました。これから行政側としては、そのための予算や条例案を議会審議に付さなければなりません。
私たちはこれからも粘り強く活動を続け、より広範な市民の運動へとつなげて、反対された議員の方々にもご理解いただけるよう働きかけて行きたいと考えています。今後とも、支援ご協力をよろしくお願いします。
(鶴川図書館の存廃問題については、鶴川図書館大好き!の会のページもご覧ください。)
日野市立図書館のホームページには、この読書調査の趣旨と調査結果を以下のように載せています。調査結果(1)を読んで、コロナ下において閉館されて、みんなが読書・図書館の大切さを改めて認識し、再開をどんなに喜んだかが伝わり、心を打たれました。
「新型コロナウイルス感染拡大防止のため、図書館は4月9日から6月1日までの長期臨時休館をいたしました。この間、市民の皆様からは様々な声をいただきました。もしかしたら今、皆様にとっての「本や読書」または「図書館」への思いをお聞かせいただけるまたとない機会なのではないか、との考えがむくむくと湧き上がり、6月13日から30日まで、各図書館および図書館ホームページにて読書調査を行いました。
図書館ホームページにて326件、各図書館にて約1,900件(7/16現在回収継続中)の回答が寄せられ、現在、集計作業をすすめているところです。
想像以上にたくさんの、一人ひとりの「思い」を記載していただきました。図書館職員が読むだけではなく、図書館を利用される皆様とも分かち合いたいと思います。個人的な営みであるような読書や図書館の利用ですが、実はこのような「思い」が共有されたものでもあるのかも...と感じていただけるのではないでしょうか。紹介をしばらく連載させていただきます。」
市は、十分に市民に対して説明・話し合いの場を持たず、図書館協議会に諮問もせずに、2021年度に鶴川駅前図書館に指定管理者制度を導入しようとしています。図書館への制度導入の問題を多くの市民の方々に理解していただけるように、当会の有志で、何度も推敲を重ねて、Q&Aをわかりやすくまとめた「図書館に指定管理者制度、いったい何が問題なの?」を作成しました。以下のPDFを、ぜひごらんいただき、一緒にこの問題を考えてください。
◎カラー印刷したものも用意いたしましたので、ご入用な方は問い合わせ先に枚数と住所をお書きの上、お申し込みください。
町田市教育委員会が2020年2月に策定した「効率的・効果的な図書館サービスのアクションプラン」の概要版の中に書かれている「図書館資源の再配分」の2021年度の計画に以下のように挙げられています。この計画を進めるにあたって、利用者の声を聞いていないという市民や議会の批判を受けて、急きょ、鶴川駅前図書館で7月1日から4日間利用者アンケートをしましたが、その説明パンフレットには「市民のみなさまに喜ばれる図書館サービスの実現に向けて、指定管理者制度の導入を進めたい」として、意見を求めていますが、指定管理者制度導入のメリットしか書いておらず、それを参考にしての意見では、当然導入に賛成の意見が多く集まったことでしょう。このようなミスリーディングなアンケートをし、その結果をもって利用者の意見を聞きましたとされるのでは問題です。
また、2021年度に鶴川駅前図書館に指定管理者制度を導入して、次年度以降他の地域館に指定管理を拡大するためにその効果を検証するとありますが、一年も経たずに効果を検証することなどできるはずがありません。あまりにも強引な進め方ではありませんか。
ぜひ、教育委員会、図書館には再考をお願いします。
6月議会では、議員の方々から公共施設再編計画について、十分に市民の意見を聞いてこなかったから3年間でこのようにいくつもの請願が出ることになった、これは異常ではないかとの指摘がありました。請願が再審査になった理由もここにあったため、図書館としても市民の意見を聞く場を持たなくてはということでしょう、早速図書館の企画・支援係長から連絡がありました。
そして、係長と鶴川地域の住民である鶴川図書館の利用者・ボランティアとの意見交換の機会を、7月3日と7月14日の2度、持ち、まずは、鶴川の人たちの図書館に対する思いをしっかり聞いてもらうことから始めました。詳しくは、鶴川図書館大好き!の会のページをご覧ください。8月7日には、公団鶴川団地自治会の集まりに係長が出席する予定です。
図書館側も鶴川図書館をゼロにするつもりはないと言っていますが、どのような形で残すのかが問題で、町田市立図書館の地域館としての存続を願って、粘り強く話し合いを続けたいと考えています。
町田の図書館活動を進める会ほか4団体連名で提出し、3月議会で継続審査となっていた「『効率的・効果的な図書館サービスのアクションプラン』の見直しを求める請願」の再審査が、本日(6月17日)午後の文教社会常任委員会で3時間にわたって審議されました。結果は再度「継続審査」で、9月議会に持ち越されました。採択になるよう頑張りましたが、不採択ではなく、さらに議会の場で議論を尽くすということになり、まずは良かったと思っています。
議論の焦点は、「プラン」の策定経過で、ほとんど利用者・市民とまともなコンタクトがなされていないという点、前回の審議で資料要求された指定管理の経営的利点を示す数値の根拠が曖昧な点、図書館協議会に諮問しなかった理由の説得力のなさ、などでした。行政側の答弁は、図書館協議会の法的位置づけに対する無知や、審議会に諮問した「今後の町田市立図書館のあり方について(案)」は、図書館の運営に関するものではない、といった耳を疑ような珍答弁でした。
今回は、与党も含む各会派に何度も足を運び、資料もたくさんお渡しした甲斐があって、町田市民クラブの戸塚正人議員、共産党の殿村健一議員を中心に、核心を突く質疑が展開されました。公明党のおく議員(副議長)、市民クラブの佐藤和彦議員、森本せいや議員、わたべ真美議員などからも、事前に様々なお力添えをいただきました。「継続審査」が妥当という提案は、自民党のいわせ和子・松岡みゆき議員からのものでした。
9月議会まで、また少しの時間をもらいましたので、さらに力を込めた運動を展開していきたいと思います。今後ともお力添えをお願い致します。
図書館サービスは、以下のように段階的に再開されました。
6月18日現在、おはなし会、映画会などのイベントを除いて、ほとんどのサービスが再開されています。
5月28日(木曜日)から6月7日(日曜日)まで・・・予約資料の受取、リクエスト用紙の受取、新規登録など
6月9日(火曜日)から6月14日(日曜日)・・・・一部制限付きの開館(詳細はこちら)
6月15日(月曜日)から・・・・・・・・・移動図書館の巡回(詳細はこちら)
6月16日(火曜日)から当面の間・・・・・開館(一部サービス除く)(詳細はこちら)
国の緊急事態宣言を受けて、町田市立図書館は現在全面的に閉館しています。全面再開は先のこととしても、貸出、電話やメールなどによるレファレンスなど、出来ることから再開していただきたいものです。
この2月に教育委員会が決定した「効率的・効果的な図書館サービスのアクションプラン」は、鶴川図書館やさるびあ図書館の廃止、移動図書館車の削減、鶴川駅前図書館をはじめとする指定管理者制度(民間への丸投げ)の段階的な導入などが盛り込まれていて、これまでの町田の図書館サービスを大きく後退させるものです。すでに中央図書館5階のサービスカウンターなど、一部業務がこの4月から民間に委託されます。
教育委員会での審議に際しても、私たちは関連団体とともに「プラン」の見直しを求める請願を行いましたが、ろくに議論もされずに「不採択」となりました。そこで、いま開催されている町田市議会に請願を、4607筆の署名とともに提出しました。請願にご賛同くださり、たくさんの署名をお寄せ下さった皆様には、ここに改めてお礼を申し上げます。以下、議会請願の結果について、ご報告を致します。
請願は、3月25日の文教社会常任委員会で審議(コロナの関係で傍聴なしの「無観客試合」)されました。前の案件が長引いて、午前の予定が結局は午後1時半から4時半まで3時間の審議になりました。結論としては「継続審査」ということで、6月議会で再度審議されます。
すでに教育委員会で決定された案件の行政報告であり、不採択になるのではと気を揉んでいましたが、まちだ市民クラブ(民主・立憲・生活者ネット)と共産党が積極的に取り組んでくれました。私たちの意見陳述は、2人で5分ですからほとんど何も言えないのですが、その後の審議の中で、何人かの議員さんが行政側、請願者側に鋭い質問をしてくださったので、言い足りないことも大分主張できました。
「継続審査」の理由は、①指定管理を導入するというが、その根拠となる客観的なデータが何も示されていないこと ②あまりに性急な決め方で、十分に関係者の理解が得られていないこと、があげられて、委員会として図書館側に生涯学習審議会の議事録や市民ワークショップなどでの市民の意見、鶴川駅前図書館と他の館への指定管理者制度導入の経済的効果等の収支計画、指定管理を直営に戻した自治体への調査結果(実際には満足な調査はしていない)、などの資料要求の上、公明党議員の方から継続審査の提案があり、全員一致で継続審査が決まりました。今後、議員の方とも協力して、市民の声を反映させた図書館運営につなげたいと考えています。
これからもご支援とご協力をお願い致します。なお、継続審査になりましたので、さらなる署名の積み上げにご協力ください。その際には、以下の、締め切り日を6月12日にした署名簿PDFをご利用ください。
コロナウイルス感染拡大防止のために、3月議会の日程が大きく変更されました。
18日までしばらく議会は開かれず、18日に常任委員会メンバー決定、代表質問。25,26日に一斉に常任委員会が開催されることになりました。当初17,18日の予定であった文教社会常任委員会も、25、26日になり、私たちの請願の審議も25日にアクションプランについての行政報告に引き続いて行われます。当会から2人が意見陳述を行います。この変更に伴い、署名提出の締め切りを23日に延ばしますので、引き続き署名活動にご協力ください。なお、皆様のご協力のおかげで18日の段階で3200筆集まりっております。
残念なことに、感染防止の観点から当日の傍聴はできないことになりましたので、市議会ホームページの議会中継をご覧ください。当日ご覧になれない場合は、2日後くらいに録画が掲載されますので、委員会録画中継をご覧ください。
2月1日(土)山口源治郎氏を招いて当会主催でおこないました「公立図書館の現在について考える」と題した講演会は、現在の町田市をはじめ日本の図書館を取り巻く厳しい状況の中で、指定管理者問題をデータから検証し、最後に現代日本の公共図書館の5つの課題を挙げて、図書館行政の重要性を強調しました。
当日参加していただけなかった方々にも広くその内容を知っていただきたく、レジュメをご本人の承諾をいただいたうえで、図書館問題の資料→指定管理者制度の問題のページに掲載いたしました。
Q&Aなどを含めた当日の様子は、当ページ下方に掲載しています。又知恵の樹No.243に報告(前半)を掲載しておりますので、合わせてお読みください。なお、紙面の都合上報告(後半)は3月末に発行のNo.244に掲載予定です。
2月23日(日)11時30分から「鶴川図書館大好き!の会」のメンバー4人和光大学ポプリホール鶴川の入り口の前で、署名活動を行い、75筆の署名を集めました。詳細報告は、まちだ未来の会⇒鶴川図書館大好き!の会のページをご覧ください。
午後2時から4時まで、3名で中央図書館の入口前でチラシ配布・請願署名活動を行いました。
あいにくの雨模様で、日曜の午後にしては利用者の出足もいまひとつというところでしたが、チラシは250部くらいは受け取ってもらえて、署名は68筆でした。
穏やかで、ゆったりと歩いている方に声を掛けると、一瞬戸惑った感じでも話を聞いてくれて、すぐに署名に応じてくれました。
図書購入費が26市で最低というのは、結構インパクトがありました。時には、3人とも署名対応中で、間をすり抜けて行ってしまう利用者も。
中には、自分の故郷の図書館事情について話される方もあり、「あなたたちはどういう人なの?政党関係の方?」というので、「図書館を応援する市民と職員の会で、私もあの人も元館長です」というと、恐縮されて家族の分まで署名して下さって、反対にお礼を言われたり。
相模原の方も結構多くて、「本当にこの図書館には助かってます」などと、一緒にいた小学生の娘さんにも署名をさせて下さる方もありました。
図書館を生活の中で大切に思って下さっている方の生の声に接するのも、街頭署名運動の効果かもしれません。
3月の市議会では、このアクションプランは行政報告として出され、審議事項ではありません。しかし、市民の図書館利用に重大な影響を及ぼすアクションプランについて、議会で何の質疑もされないまま実行に移されることだけは何としても避けたいと考え、請願を提出することによって、情報も提供し、議員の皆さんによってその策定のされ方、内容の是非について検討していただき、事実を明らかにしていただきたいと願っています。そして、早急な実施を見送って、すこしでも市民の意見を反映させたものに舵を切っていただきたいと願います。
そのためにぜひ署名にご協力ください。署名用紙のPDFを欄外に掲載しますので、プリントして、署名の上、署名用紙に書いてある住所にお送りくださるか、担当者にお手渡しください。最終締め切りは、3月15日です。よろしくお願いいたします。
図書館の指定管理者制度のどこに問題があるのかを知りたい方は、以下のファイルでQ&A形式でわかりやすく説明していますので、ご覧ください。
2月1日、町田の図書館活動をすすめる会主催で、山口源治郎氏を招いて「公立図書館の現在について考える」と題して講演会を開催しました。
山口氏は、まず公共図書館統計から現状を分析
①2010年代から図書館数は停滞、貸出点数は漸減。1館当りの貸出点数は2000年代初頭水準まで後退。
②サービス低下の背景にあるのが資料費の削減。1980年代水準まで大幅削減。
③図書館職員の質の問題。(司書職制度の未確立、非正規職員の急増、非正規職員の「基幹化」)
④図書館行政の崩壊:公共図書館の根幹的専門的業務が、非正規型職員と、民間企業に丸投げされている。
(氏が、<もうやめよう!「やっている感」の演出>と言われたのには妙に納得しました。)
次いで、思い込みや願望からではなく、指定管理の事実を正確に分析することが重要として、東京特別区や東久留米市における指定管理者制度実施館の事例を分析し、次の結論を導きました。
①指定管理の導入は経費の節減にはならない、
②市民の税金が営利企業の食い物にされている
③指定管理の導入はサービス向上につながらない事を検証。
さらに、図書館の基本的な役割について、本を読むことの意味として『華氏45度』と『アウシュビッツの図書係』を挙げ、戦後図書館が依って立つべきところとして中井正一の『論理とその実践』、国民・市民の知的自由を支え、知識と教養を社会的に保証する機関であるとの『市民の図書館』からの引用などによって確かめ、「アメリカ社会に役立つ図書館の12条」にも言及して、確認しました。
最後に、現代日本の公共図書館の5つの課題を挙げて、
①誰にでも開かれた空間(公開性)
②多様な言論・表現の存在が承認された空間(多様性・複数性)
③公論が形成される空間、応答のある空間(フォーラム性、応答性)
④空間維持の共同性(共同性)
⑤空間を支える主体(市民性)を具体例を持って挙げられました。
5つ目の市民性については、片山善博氏の「権力への対抗軸」としての公共図書館の役割についての言葉にも言及して、図書館行政の重要性を強調しました。
Q&A:
・会計年度任用職員制度の問題⇒制度の本来の意図とは違ってきている。
・なぜ指定管理者制度のコストが上がっていくのか⇒競争がないので事業者の言いなりになりやすい。
職員が定着せず、素人集団になりかねない。
・アーカイブス⇒行政が公文書の管理はしっかりやるべき
・まちライブラリーなどについてはどう思うか⇒今までにも「まちかど図書館」などが興ったが
一度は行っても度々行きたくなる場所ではない、行っても面白くない、知的宝庫とはならない。
本がちゃんとないと利用しなくなる。まちライブラリーもそのような存在ではないか。
等、活発な質疑がありました。
市民や町田の図書館関係者だけではなく、司書講習を受けている学生さん、近隣の市立図書館の職員の方も参加され、熱気にあふれた雰囲気で、終了後もそこかしこで話し合う姿が見られました。
また、町田の図書館が岐路に立たされている今、勇気づけられる講演会でした。
詳しい報告は次号の知恵の樹No.243に掲載されますので、速報を載せさせていただきました。(鈴木真佐世)
公立図書館の現在について
考える!
講師:山口源治郎さん(東京学芸大学教授)
日時:2020年2月1日(土)午後2時~4時
(開場 午後1時30分)
会場:町田市立中央図書館 6Fホール
参加費:無料
申込み:不要(先着100名)
連絡先:042-676-4352(手嶋)
町田市立図書館では、鶴川図書館の廃館、移動図書館の運行見直し、更に指定管理者制度の導入などが計画されています。
現在の公立図書館が置かれている状況の中で、山口さんご自身がどのような問題点、課題を感じられているか、どうしたらそれを克服できるか等について、山口さんのお考えを話していただきます。
公立図書館に関心をお持ちの方、町田の図書館・公共施設のあり方に関心をお持ちの方はぜひご参加ください。
町田の図書館活動をすすめる会 since 1984
例会::不定期、事務局会議:毎月第4金曜日 19時~原則ZOOMで開催。
email: susumerukai2024@gmail.com
代表:守谷信二