第22回学習会で、「鶴川図書館大好き!の会」が発足しましたので、5月以降の鶴川図書館の存続を願う活動については、<鶴川図書館大好き!の会>のページに掲載いたします。こちらをご覧ください。
また、市民文学館についての市民活動については、ことばらんど応援部が立ち上がり、活動を開始しましたので、8月からの活動は<ことばらんど応援部>のページに掲載いたします。
4月20日(土)2時から鶴川市民センター和室1でまちだ未来の会第21回学習会を開きました。参加者は15名と、少なかったのですが、報告と話し合いで充実した時間を持つことができました。
前半では、
①3月議会で市による行政報告「町田市立図書館のあり方見直し方針」、そしてその中の鶴川図書館、さるびあ図書館の集約の問題について、何人もの議員の方が、多くの市民の声に反した方針決定に対して異議をとなえる質疑を行った様子、市の答弁の様子をスライドを使いながら報告しました。
②今年1月から継続している市長への要望書署名活動の報告(新たに872筆集まった)。
③鶴川図書館大好きの絵とメッセージの報告(3/22~図書館まつりに合わせて商店街に展示を開始、3/31のエイサーよさこい祭りまで継続して展。展示を見た人たちは、図書館がなくなったら困ると署名をしてくれた。)
④市長への手紙を書いて、皆の声を届けようという運動のその後について報告(手紙を送った人のところへは図書館の職員から電話があり、市の方針だからというような説明があったとのこと。)
⑤鶴川図書館で毎日、来館者がどんな感じに利用しているかについて報告がありました。
後半は、2つのグループに分かれて、鶴川図書館と鶴川商店街の良さを多くの人に知ってもらい、来てもらうためにどんなことをしたらいいかのイベントアイデアを出し合いました。
・鶴川は浪江虔が創設した私立図書館50年の歴史があり、子どもたちに伝えたい。展示とレクをセットに。
・商店街のイベント(バザーや夏祭り)に合わせて、商店街が図書館に協力依頼してイベントを開催。とりあえずは5月のバザーに古本市など。
・商店街の中の特徴のあるお店に講師役になってもらって、講演会・講習会を行い、図書館に資料を提供してもらう。
・子どもたちにも参加してもらって、図書館の一日を描いた動画を作成して、ユーチューブにあげる。
・図書館大好きの絵やメッセージを、金井で行っている街角ギャラリーのように、いろいろな店など人が集まるところに展示する。
・夏休みの自由研究にケーキ店や酒店、プラスハート(コーヒー店)などが、図書館と協力。講習会や図書館の本で調べ、ケーキなら作ってみるワークショップなど。
等のアイデアが出ました。
次回、5月19日(日)の学習会で、これらのアイデアを実行するための具体的な段取りを行う予定です。ぜひ、次回の学習会に参加して、これらの企画実行にご協力をお願いいたします。
学習会の詳しい報告は、以下の記録PDFをご覧ください。
3月議会で、「町田市立図書館のあり方見直し方針」が行政報告されました。一般質問で、この内容に対して、共産党の殿村議員は、議会の請願が全会一致で採決されたことも市長あてに出された地元住民の要望書の内容も考慮されていないと糾弾し、市長の「市民、住民の声は重く受け止める」との答弁に期待したいとの「発言がありました。
私たち市民としても、市に存続を要求するだけでなく、鶴川図書館の魅力が増すように、皆の知恵を絞りたいと考え、次回の学習会を4月20日(土)2時から4時半まで鶴川市民センターで以下のように開催しますので、ぜひご参加ください。
3月22日~24日に開催されたまちだ図書館まつりの期間中、鶴川団地商店街に展示された「鶴川図書館大好き」の絵とメッセージ。3月31日の鶴川エーサーよさこい祭り.まで展示されますので、いらして、みんながどんなに鶴川図書館を大事に思っているかを実感してください。
ー鶴川図書館の存続を求める緊急集会第2弾ー 開催報告
鶴川図書館見学(2019.2.23. 1時から2時40分)
2019年2月23日(土)学習会に先立って、鶴川図書館を訪れたことのない方に1時から図書館見学の企画も組みました。世話人を含めて4名の参加でしたが、見学のための資料もいただき、色々なことを改めて確認できました。
・蔵書数が2018年4月現在、約50340冊でそのうち、児童書の割合が約21,200冊(約42%)と多い(鶴川駅前図書館は、約99,000冊の蔵書に対し児童書23,800冊で22%)ことや、・鶴川駅前図書館と合わせた鶴川地域の貸出数が約50万冊で、市内で3番目であることや・リクエスト件数が鶴川図書館45,000件(うちWeb約35000件)、駅前図書館103000件(うちWeb81400件)とやはり市内で3番目であることがわかりました。鶴川2館体制だからこその数字だと思います。一日の来館者数約665人、貸出約604冊で、大いに利用されていることも感じました。
・一方、本を購入する予算は、2014年度273万円に対し2017と年度で1197,000円、1年間に購入した本は、2014年度が2,494冊に対し、2017年度は1,022冊と大幅に減っている現状も改めて実感しました。
学習会 (2019.2.23. 2時から4時30分)
学習会は鶴川市民センター和室で開催いたしました。参加者数は20名でしたが、はじめて参加された方も多く、新鮮な雰囲気の学習会でした。
最初に薗田碩哉代表が「会に先立って、鶴川図書館見学会を行い、創立47年、団地の真ん中にある知的空間を素晴らしいものと感じた。この図書館の年間運営費は600万円という。市の財政において、なにを大事にしていくのか?今のプランは決して熟考されたものではなく、そのあり方を問い直していきたい。」と挨拶。
1.取組報告として、市長あての要望書を一旦2月18日に副市長に面談の上、4234筆の署名を添えて提出したこと、今後も署名活動を続ける旨を商店会及び公団自治会事務局長の富岡さんより報告。並行して募集中の「鶴川図書館大好きの児童画およびメッセージ」について、配布先、今後の展開(3月末の商店会のよさこい祭りで展示、コピーを市長に提出)について報告後、現在までの集まった絵やメッセージを回覧。図書館が大好き、なくなったら困るという子どもたちや大人の熱い思いが伝わるメッセージに一同感動しました。
2.もっと知ろう!町田の図書館と鶴川地域 (鈴木真佐世)
・町田と多摩地域の図書館を比較してみると・・・京王線沿線7市と比較してみると、貸し出しについては4位、図書館費が6位。それ以外つまり蔵書数、資料費、図書費は最下位というひどい状況がはっきりした。
・町田市の一般会計、図書館費、図書費の推移・・・この10年、一般会計は1.27倍と増加しているが、図書館費は微増、図書費は大きく減少、1館あたりで見ると0.21と大幅減少していることがわかる。
・町田市立図書館の概要を知ろう・・・各館の概要と利用のされ方等把握。
・鶴川図書館のことを知ろう・・・蔵書回転率も8館の中で4位。
市のHPには、2018年度の予算は約600万円、そのうち、図書購入費が約120万円、家賃が約168万円。事業の内容として、2018年度の取り組みに、鶴川図書館の特長をとらえた目標、良い取り組みが書いてあるが、これらを実現する方向と図書館をなくす方向とはどう考えても一致しない。
・町田市と鶴川地域の人口の推移を比べてみると・・・鶴川図書館エリアは少子化、高齢化と言われるが、2009からの5年毎の推移を見ると、町田市全体、鶴川地域全体と同じような推移で、微増している。少子高齢化を理由に集約するのはおかしい。
3.町田市の財政と「町田市5ヵ年計画17-21」 (報告:守谷)
総務省が毎年公表している最新の「平成28年度地方公共団体の主要財政指標一覧」を見ると、町田市の財政は多摩地域の各市と比べてほぼ平均値で特に悪い状況ではない。
町田市が5ヵ年計画で出した重点事業プランに金額を書き入れたものを見ていただきたい。突出しているものは、「賑わいのあるまちをつくる」の項目にある鶴川駅前周辺のまちづくりの推進33.1億円、南町田駅周辺地区の拠点整備73.8億円、文化芸術の拠点施設の整備(工芸美術館)17.6円、野津田公園スポーツの森の整備(プロスポーツなどの大きなスポーツ大会に対応する競技環境と観戦設備)75.3億円、薬師池公園四季の杜の整備25.4億円。
その一方、<行政経営改革プラン>では、「市有財産の戦略的活用」の項目のもとに、「公共施設再編」「文化芸術施設のあり方見直し」「自由民権資料館のあり方見直し」「図書館のあり方見直し」「文学館のあり方見直し」「生涯学習センターのあり方見直し」など、ほぼすべての生涯学習や歴史・文化関連施策の「見直し」(整理・縮小)が並んでいる。これらの見直しはすべて「新規」とあり、前期5ヵ年計画にはなかったものである。
図書館の見直し内容として「8箇所ある図書館の再編を推進」「2019年実施準備、2020年実施」と書かれている。
4.今後の具体的な活動(2つのグループに分かれて話し合い)
テーブル①(9名中初めての参加が半数以上)
・多摩市では当初図書館の削減が提案されたが今中央図書館建設に向かっているとのこと。多摩市の運動を参考にできないか。
・署名は本当に市長に届くのか?請願が通ったのに、要望書を出すとはどういうことか?
・一旦市が決めたからといってあきらめるわけにはいかない。
・子育て広場の活動などを通じて若いお母さんたちとも話すが、みな鶴川図書館をよく利用している。もしなくすようなことになれば、子どもたちに申し訳ない。
・この問題を身近な人に話して、もっと多くの人に知らせること。マスコミも通じて。
・URはどのように考えているのか。URの情報が知りたい。
・URの提案は必ずしも納得がいくもではない。建て替えも委託でやるような考えもあるようだ。
・行政がいったん決めても、運動によって事態が変わった例がある。教育予算の削減や障がい者の家賃補助など。
テーブル②(11名中4名が初めての参加)
・いかに知らせるか?
・PTAで動くことは難しいが、個人に知らせる。
・請願が通っても、地元のいろいろな意見があるようであまり固まっていない。
・市長を支持している人に働きかけてもらう。
・URは無責任で建替え等も民間に丸投げのため、商店を継続していくのが困難で話し合いは進んでいない。
・団地の買い物困難者に役立つ4人乗りの電動自動車の運行をはじめる予定、図書館の利用もできるようになる。
・知ってもらうために、商店街に「鶴川図書館を存続させよう」ののぼり旗を。
まとめ (薗田)
知らせること、広報の必要が出された。地元に強力な中心を作っていければと思う。「市長への手紙」も出しましよう。具体的なことが書かれていれば回答がくることもあります。(情報保護シール付のハガキを用意)
次回のお知らせ
4月20日(土)同じ場所(鶴川市民センター和室1)で開きます。
☆当日のPPによるプレゼンテーション及び配布資料は欄外のPDFをご覧ください。また、当日の詳しい記録、1~3のレジュメも欄外に載せてあります。
町田市では、この2月1日に行われた定例教育委員会で、“えいごのまちだ”や“ICT教育”に力点を置いた「町田市教育プラン2019-2023」や、「集約化」「効率的運営」を基本とする図書館、文学館の「あり方見直し方針」がそれぞれ承認され、3月定例議会で行政報告される見通しです。特に図書館では、団地商店街の中にある鶴川図書館や中町のさるびあ図書館の廃止、移動図書館車の削減方針等が掲げられています。すでに2019年度中の閉鎖が決まっている博物館をみても、現市政における生涯学習や歴史・文化関連施設の軽視は目に余るものがあります。
まちだ未来の会では、鶴川図書館の廃止阻止に向けて、地元の方々と市長への要望書署名活動や学習会を行ってきましたが、重ねて次回第20回を2月23日(土)2時から鶴川市民センターで開催します。
鶴川図書館は、市内8館のうちもっとも小さな図書館ですが、団地や周辺住民の方々に愛され親しまれているとともに、商店街の集客にも大きく寄与している図書館です。鶴川図書館の存続にぜひお力をお貸しください。資料代300円。詳しいことはチラシをご覧の上、ご参加ください。
なお当日は、13時から鶴川図書館の見学も行いますので、参加ご希望の方はその旨ご連絡ください。
☆鶴川駅から鶴川図書館に行くバス便は、センター経由団地行きで、12:35,発に乗り、「センター前」で下車してください。商店街の中の郵便局の隣です。商店街と共用の駐車場は1時間無料です。
1018年度の生涯学習審議会で審議され、2018年9月に提出された「町田市民文学館のあり方見直し案」と2019年1月に提出された「町田市立図書館のあり方見直し案」に市側で一部修正加筆が行われた両方針が、教育委員会で審議され、いくつかの質問はありましたが、原案通り決定されました。図書館のあり方見直し方針には、鶴川図書館が当初の案と変わらず、鶴川駅前図書館と集約する方針が掲げられていました。これらの方針は、3月の市議会の文教委員会で、審議ではなく、行政報告として報告されるとのこと。請願が全会一致で採択されたにもかかわらず、集約の方針となっている問題点について議員の方々から質問していただき、追及していただきたいと願います。
10時30分より鶴川図書館前で、図書館利用者の方に鶴川図書館の存続を求める要望書の署名をお願いする活動を行いました。ほとんどの方が「図書館がなくなったら困る」と快く署名をしてくださり、1時間余りの間に77筆の署名が集まりました。
薪を使いながら煙の出ないエコストーブでお湯を沸かして、署名に来てくださった方にコーヒーをふるまい、暖を取っていただきました。
午後は、鶴川市民センターの和室で緊急集会を行い、21名の方の参加者と共に熱心な話し合いをしました。
①2017年春にスタートし、学習会、議会へ請願等を行ったにもかかわらず、鶴川図書館の集約を含む再編計画策定に至った経過、今回の市長への要望書などをパワーポイントを使って参加者に説明
②生涯学習審議会で配布された「町田市立図書館のあり方見直しについて(案)」に対する障害学習審議会の答申内容について報告・コメント
③この案について教育委員会に出した公開質問状に対する回答についての報告とコメント
④3つのグループに分かれて、鶴川図書館のためにできることについて話し合いをしました。
さっそく実行に移せるような具体的な提案もあり、実りの多い集まりとなりました。
当日は配布した資料、話し合いの内容は以下にPDFにして掲載しますので、ご覧ください。
いよいよあと数か月で鶴川図書館の存廃が決定されることになります。今回は、鶴川図書館の地元でぜひと考えて、鶴川市民センターの和室(1)で1月26日1:30~4:00に開催の運びとなりました。
内 容: 1.鶴川図書館廃止問題の経過と背景
2. 鶴川名店会の建替えと鶴川図書館
3.これからの取り組み
申込:当日直接会場へ/資料代300円
詳しい内容は、以下のチラシPDFをご覧の上、ぜひご参加ください。
また、10時30分より鶴川図書館周辺で、存続を求める市長あて「要望書」への署名活動を行いま す。お手伝いいただける方は、10時15分に鶴川図書館前にお集まりください。
町田の図書館活動をすすめる会 since 1984
例会::不定期、事務局会議:毎月第4金曜日 19時~原則ZOOMで開催。
email: susumerukai2024@gmail.com
代表:守谷信二